施設に帰って来て
車の中で添乗員さんとお話をする時間となった。
「〇〇君と仲良くしてましたね」
「そういえばどこ住んでるの?」
「接客やってたの?あ~、そんな感じする」など様々な話をした。
初日から指導員の皆さんと話をしてきたが、殆どが社長の知り合いの人たちだったり
私と同様に別業種からハローワークを通じて来た人たちだったりだった。
皆の経歴を聞くと以外にも「教育機関」「福祉関連」「医療関係」「保育」とは無縁の人たちばかりだった。
強いて言うならば、児童発達支援管理責任者の方が「介護福祉士」であったことくらい。
私は驚いた。
何故なら、皆が子ども達に慣れている感じだったから経験者なのだろうと勘違いしていたのだが、意外にも私と同じ異業種の人たちだった。
これもまた面白いなと感じた部分だった。
良い意味でも悪い意味でも「先生」っぽく無い人たちだった。
現在では法改正がされて2017年ころには、高齢者介護業界の経験者は事実上締め出された感じではあるが、その当時はほぼ、素人が集まって「児童デイサービス」という物をしていた。
また、幼少期を思い出した。
自分も小学生や中学生の時は学校の先生も好きな先生もいたけれど
一番好きな先生は、「塾の面白い先生」だったり
〇〇文化センター的な所で活動している様な、「おじさん先生」だったり
コミュニティーセンターなどで定期的に劇とか本の読み聞かせしてくれる机の上の勉強以外の事を教えてくれる「おばちゃん先生」などが好きだった。
学校の先生とは敬語で話して、勉強以外の話はそこまでしなかった気がする。
そりゃ1クラスに私以外の学童が30人くらいいたら一人ずつと、そんなに話したり出来ないだろうし、学校の先生は忙しい。
でも、「面白先生」や「おじさん先生」「おばさん先生」はお話を沢山してくれて
普通にため口で自由に学校以外の話題の話や、こんなことが好きなんだ的な話など
沢山していた気がする。
放課後等デイサービスの先生ってそんな感じの施設に近いなと当時は思った。
私は、子供の頃世話になった先生たちがしてくれた事を沢山思い出した。
そして、今の子ども達にそれを返そう!と思った。
明日からも子ども達の思い出に残るような先生になりたいな。
皆さんの思い出に残る先生はどんな先生でしたか?