放課後等デイサービスにはどんな職員がいるの?

2010年代頃は様々な人がいた。

何か所か施設を構える会社に居ると職場には様々なバックボーンがある人たちがいた。

調理師、美容師、自営業、教師、主婦、銀行員、建設関係などなどまだまだ上げたらキリがない。

私が子どもの頃って「将来の夢は何?」みたいな話を聞かれて答えるって授業があったが

その頃は、みんなその職業を目指して今があると思っていた。

「先生」を目指した人が「先生」になって、「パン屋」を目指した人が「パン屋」をすると思っていた。

社会に出ると案外違うもので、皆、それぞれの業種に流れてやってきている事が多いし、放デイも例外じゃない。

私自身も、新卒の頃の職業も目指したわけではなかったし、放デイも流れ着いたのかもしれない。

将来の夢を達成した人は何人いるんだろうか。

達成できた人を尊敬する。

まだ、成熟していない時期から「自分はこの仕事をしたい」と決めて進んできたんだから。

小学生の頃の将来の夢は時とともに変化したり、大人になってから考え方が変化したりするもので

私も多くの心変わりがあったり、色んな人に出会ったり縁があったりでこの仕事をしている。

現在の放デイはある一定の児童関連の職務経験や資格要件が厳格化してきたのもあり

放デイに3年以上働いてる人とか、だいたい似た感じの業種をした人たちが殆どになって来て

パートで働いてる人も資格持ちの人が基本となりつつある。

最近では、スタッフジャンパーやポロシャツなどを作っている施設や、会社のロゴを車に貼って居たり

かなり、変わってきている。

指導員がエプロンを付けている施設もある。

私は、とある地方で放課後等デイサービスをしてきた経験があるけど

2010年代当時は、社長の知り合いが殆どの施設で、それも入れ替わりも激しかったけど

ごく普通の大人が迎え入れてる施設という感覚だった。

「はいは~い、おかえり~」とおばちゃんが子ども達を受け入れて。

おっちゃん的な人が「お~、学校どうだ?」みたいな感じの

私はどちらかというとそういった知り合いの家に来たような雰囲気の施設が好きだったりする。

子ども達も「〇〇さ~ん」と話しかけてて「がははは」というおじさんの笑い声や

「ちょっと~手を洗いなさい!」と注意しているおばさんの聞こえる声が凄く居心地が良かった。

若い職員は若い職員で「え~学校でそんな事あったんだぁ?」と近所の兄ちゃん姉ちゃんと話している感じだったし、子ども達も今日有った面白い事を話していたりする。

もう、令和の放課後等デイサービスは違う。

大手のチェーンはたぶん、「就業規則」と「社内ルール」がしっかり整っていて

職員も「町の大人」的な感じの人ではなくて「洗練された教育を受けた人」に置き換わりつつある。

この10年以上で非常に変わって来た。

子どもにも敬語を使う、子どもに「さん付け」をきちんとする、「こら!」とか怒らない

2010年代にはまだ放課後等デイサービスはそういった認識が主流ではなかった。

私自身が「一般人」に見えるのか「子供関連に従事してそうな人」に見えるのか分からないけど

私は10年以上同じスタンスで働いている。

子どもとふざけてる人だ。

今日も周りがドン引きするくらいふざけようと思う。

子ども達が子どもとして失敗出来たり甘えたり騒ぎまくるのは今しかない

今この瞬間ふざけないと大人になったらふざけられないかもよ?

今日も私は子どもとふざけよう。