先生はお仕事何してるの?
私は特に教員免許は持っていない。
当然教育実習的な何かを受けていない。
それでも、施設ではこう言われる。
先生
施設によっては呼び方や、職員を
(さん付け)だったりもする。
私の務めるところは先生だ。
教育といえば文部科学省なのだが
管轄は厚生労働省。
世間では指導員という認識なのだが
先生と呼ばれることに、くすぐったさがある。
私のような人間が先生と呼ばれて良いのか?
だって、子どもたちから
「先生お仕事何してる人?」と言われるくらい
施設で遊んでる人だよ?
この仕事は様々なことを考えさせてくれる。
今までの仕事の中で一番考えるだろう。
接客やサービスは瞬発力と想像力が必要だ。
その瞬間に判断して適切な方法をとって
その日会ったばかりの人のニーズをなんとなく探り
満たすことに集中する。
この業界はどちらかというとノルマが命だ。
でも、放課後等デイサービスは言うなれば
子供の人生や今後の未来に関係する仕事であって
その判断は、親御様や学校の先生、他の職員や協議会などなどの思惑も考慮していくし、一人分考えるのに時間が必要なのに利用者数十人分だと時間が足らなくなる。
営業マンは数字命
飲食店は味が命の場合もあるが、最近は見栄えやプロモーションという動きもある。
放課後等デイサービス命って多岐にわたる。
療育命な施設もあるし
逆に療育は要らないという施設もあるし
ぶっちゃけ、売上命の会社もある。
殆どが零細企業がやる事業だから
正社員10人以下の会社の場合は社長命もある。
私は本人(利用者)の幸せが命だと良いと思う。
これ難しい。
バランスも大事
施設運営にはお金も必要
その人の幸せな空間は誰かの不快になるかもしれない
だから、誰も犠牲にしない工夫が必要
さらには、親御様とのヒヤリングをしていって
家族の意向も大事になってくる。
本人の幸せ命といっても、目的やゴールが
違うメンバーや社長の意向も必要となる
何故なら1人の力で達成できない課題が多いから
協力を仰いだり
学校や多事業所と連携が必要な場合もある。
もっと言えば、何が幸せなのかの答えは不明。
それを言ったら何も出来ない?
いや、やるんです。
子どもたちにチャレンジを求めるのであれば
私が何個も答えを用意するから。
「先生がんばるよ」