子どもと何をしよう

いつも朝起きて考える事がある

「今日は〇曜日かぁ。〇〇君来るなぁ・・・〇〇ちゃんも・・・」

そして、次の瞬間「何しよっかなぁ~」と考える。

 

2010年代は特にプログラム的な考え方とかカリキュラムなどあるわけでもなく

預かり中心で放課後等デイサービスを行うのが主流だったので私はだいたい

朝起きて「何しようかな~」と考えてたり電車の中で考えたりするのだが

その時間も楽しかったりする。

 

電車の中でも「ふふふふ」と思い出し笑いしてしまうこともあった。

キャッチボールしたり、公園にいって一緒に遊んだり

おやつが手作りだった施設なので、「タコ焼き機で何か作ろうかな?」「あっ、パンが残ってた」なども考えたりした。

 

朝は会議がある、新卒の頃の別の業種の会議は凄く重い空気だった。

「前月比の95%しかいってないぞ」とか「今月で〇〇人達成しよう!」とか

頑張りたくない訳じゃないけど、ハードルが天空に見えてくる話が多かった。

 

そして、自分も「勇ましい事を言わないと!」とすっごく緊張する。

重い役割分担の話やこのハードルを「いつまでに」「誰が」「どうやって」という感じで進む。

 

今でも思う。

数字が全ての業界の人たちのタフさは本当に頭が下がる。

 

仕事をしてて、結果を出さないと職場の人と「仲良し」になれない。凄く友達が出来ずらい。

 

でも、「児童デイの会議」は楽しい事ばっかり話してる。

「〇〇君は最近、下ネタ多いね~」

「〇〇さん公園で子供にビシャビシャにされてたね(笑)」

これが会議だった。

 

特に何かが決まる事もなく、日常の話をして、それが報告会扱いとなって

2010年代当時は療育やプログラムやカリキュラムがあまり浸透していない時期だったので担当者会議はこんな感じだったし、企画なんかも全員が集まる会議で発表すると言うのは無く職場の何人かの有志で個人的に話し合って、その日になったらその人たちが「弁当持って公園にいきます」という感じだった。

 

正直、なんて、なだらかな世界なんだろうと衝撃を受けた。

 

でも、毎日のきちんと業務は回っていた。

なんとなく、誰かが何かの業務をしていたり、私も誰かが何かの業務をしていなかったらその業務を習ったわけじゃなかったけど、見様見真似でやってみたりとなんとかなっていた。

 

そして、私は現場で子供と遊ぶことが大好きだったので、利用人数が今月〇人とかも考えることなくただただ、「お~、今日は〇〇君いるからキャッチボールするか!」とか

「〇〇君はプロレスで泣いてたから、ボール戦争して過ごしてみようかな?」とか

そういう遊ぶ脳みそのまま一日の業務が流れて行って汗かきながら車を運転して

子ども達を笑顔で家まで送ると言う流れが多かった。

 

給料は前職の3分の2まで下がったけど、この仕事は楽しいなと思えていた。

 

※現在の放課後等デイサービス事業所のほとんどの会議は療育や個別支援計画等の内容や担当者会議を通じて子ども達の様子や動向を共有をする会議となっていますのでご安心を!